Salt spring vitalkitchenのブログ Earth Family

スピリチュアルアイランド ソルトプリング島でのオーガニックと地球に優しい暮らし

カナダ 原生林を守れ② Save old growth

子どものスクールが始まりキャンプイン出来なくなった我が家は
日帰りで
毎週日曜日
フェアリークリークキャンプに出かけています。
そこでの様子を
お伝えしたいと思います。


毎週Facebookで要るものリストをチェックし、彼らに必要な物資と食事を届けています。
子供達は演奏したり友達のおじいさんと話したり他のforest deffenderと交流したりし
ます。私たちが住む島からもたくさんのサポーターが訪れています。


平和的プロテスタントで有名なこのキャンプはもう1年も経ちましたが、今年の6月から
雲行きが怪しくなってきました。というのも州の大臣である
ジョンホーガンが
あちこちからの世論の反対に対して声明を発表する事になったのですが、
出た声明は
わずかばかりの地域の森林だけを伐採するのを2年間だけ
待ってやる、とゆう何とも意味不明な解決にならないその場しのぎの発言をしたのでした。
残り全部はカットしてしまうのです。
その後、採伐会社のティルジョーンズ側がforest deffenderに対して、お前らがいるから木を切る邪魔になり仕事を邪魔されたお陰で損害が出ている、との理由で訴訟を起こし認められてしまったのです。その
裁判所の決定と共に大量の警察RCMPに特殊部隊のメンバー(グリーンガイ)が現れ
排除する為とゆう名目での暴行が始まりました。
メディアが何とか撮影できた物はyou tubeにも流されていますが不特定多数の(中には赤ちゃんまでも👶
人々に
胡椒スプレーを吹き付けてきたり



RCMP PEPPER SPRAY PEACEFUL PROTESTERS AT FAIRY CREEK


あらゆるキャンプや個人の持ち物を破壊しまくる状況で
現在累計1000人以上の人が逮捕になっています。



Forest Defenders lose River Camp in the fight for the last ancient old growth




そして
この度重なる逮捕や不当な暴力に対して警察は本来つけていないとあかんはずの自身の名前の書いたバッジを隠しており
報道する為のマスコミをも遠ざけ報道の自由を奪い益々ヒートアップするばかり。


論点は平和的に
原生林を守る所からはずれて
警察との攻防がメインになってきていて、こちらはあくまで平和を貫いてきているのに、妨害工作やらバックパッカーを装ったスパイをこちらに送ってきたりとかなり姑息な手を使ってきています。
ところが
つい昨日の事なんですが
今までの暴行や事件を証拠に裁判で争っていた判決の結果
警察の介入は不当である。という事が認められ
RCMPは
やっと撤退する事になったのです。これからは逮捕や武力行使はなく今まで通り森を守る事だけに専念できようになります。
もう11㎞の山道を暗闇の中物資を届けに行かなくてもいいし、
高い三脚に体を縛り付けて降りないようにしたりしないでもいいし。



警察に逮捕するぞ!!
と毎日睨み付けられ脅されなくてもいいし。
ユンボやヘリコプターでキャンプを壊されなくてもいいし
暴力と逮捕はなくなるのです。
ですが、これからが問題です。
毎日毎日ヘリコプターからの原生林皆伐は続いています。
これは止まらないのです。
ジョンホーガンの決定が覆らない限り。
彼は選挙公約でカナダの原生林を守る。
と言って当選して大臣になったのです。
明らかな公約違反
日本でも似たような事良くありますね。カナダも然り
自然豊かなカナダの林業のGDPは高く財源は林業に頼っており
金のなる木をむざむざと止める気はなく。
よりにもよって私たちの先祖が守ってきた貴重な原生林をカットしてしまうのです。
1度切ってしまえばもう元には戻りません。動植物は住処を奪われます。
木がなければ、
森がなければ人間は呼吸ができません。
自然と共存して生きている筈なのに
自然に生かされて生きているという事を忘れてしまった
人間はこれからどうなるでしょうか。
私達の子供や孫 次の世代にこの自然を残してあげたい。
フェアリークリークに来ている老若男女問わずみんなが同じ想いで今日も毎日闘っています。