私達が住む
カナダブリティッシュコロンビア州にある
バンクーバー島の南エリア
ポートレンフルー北東部に位置するフェアリークリークで今起こっている事実を日本の方にも知って貰いたい、と思いブログを更新します。
この辺りの原生林は
日本へも多く輸出されています。
中には樹齢1000年以上、幹の直径が３ｍにも及ぶ立派な巨木Old growthと呼ばれる木も多く含ま れています。このレアで貴重なOld growthを欲しがる人が世界中にいるので高く売れます。

ブリティッシュコロンビア州の原生林は、その半分以上はすでに伐採されており、元来あった大きな温帯雨林の渓谷のうち、手つかずに残っているのはもう残りわずか3%足らずしかありません。
今問題になっているのは
その貴重な原生林を切り倒し、日本をはじめ世界に輸出しているティールジョーンズとゆう採伐会社が、この地域で唯一残された原生林を残らず皆伐（クリアカット）
している事なのですが、

そもそもこのエリアはパチーダットfirst nationのランドでした。政治的役割を持つチーフが

皆の承認も得ず金銭と引き換えに

伐採の権利を売ってしまったのです。
動植物や微生物の生息地でもある生物多様性に富んだこの森は
今後さらなる皆伐や道路建設による土壌浸食に水質汚染の 被害を被ったり、サケなどの生物や食物連鎖全体を脅かしていくのです。
また、100万人もの先住民族の多くが住んでいますが、 政府は
カナダ先住民（ファーストネイション）の土地権に対する主張を解決することなしに、木材大企業に伐採認可を与えているのです。いわゆる利権です。

この貴重な生物多様性の宝庫でもある森を守ろうと
各地から駆けつけた
反対運動をする市民たちが、毎日のようにRCMPによる暴行を受けたり不当に逮捕されています。

私達家族も募金以外に何かできる事はないかな、と。逮捕のリスクも考えましたが、
食料や水を届ける為に
現地に向かいました。
近づいていく毎に以前は美しかったであろう山肌が見るも無惨に採伐されているのを見ていると、まるで体を切られたかのように痛々しく、子供達は終始山が痛そうやなぁと悲しんでいました。
現地に着くと、警察により不当に封鎖された林道には、たくさんのパトカーに護送車のようなバスがあちこちに配備され、警察官が間近つにいて、林道を歩いて最前線に向かう足が重くなりました。
この時点でかなりのストレスを感じました。各所には常に警察が見張っているのです。
軍隊の用な出で立ちのメンバーも数名いて、山に分け入る為の大型のバギーと共に待機していました。
歩いていくと、突然
反対グループと警察の攻防がはじまりました。
みんなが木で作った砦を警察がなぎ倒し放り投げて行きました。その場にいるだけで、
足が竦み身動きが取れなくなりました。子供にもそれは伝わりみんなでとても恐ろしくなり、手を繋ぎ、なす術はないのかな、と悲しい気持ちでまた林道を戻りました。
しかし、
子供にも伝えましたが、どんな事があっても何も言わない事、アクションを起こさない事は賛成しているのと同じ。
本当に嫌だな、変だなと
思う事には声を挙げるべきだ、と。
私達ができる事はこの事実を
拡散し
少しでも関心を寄せてくれたり調べたり、自分の生活を投げうって反対活動されている方への活動資金への寄付をしていただけたら有り難いです。
現在マスコミ、ジャーナリストすら立入出来ず、報道もされていません。報道の自由を訴える数人のジャーナリストが訴えを起こしています。

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